歯磨き粉

 歯磨き粉は薬事法で2種類に分けられます。「化粧品」と「医薬部外品」の2種類です。「化粧品」は清掃剤や発泡剤などの基本成分だけで構成されています。「医薬部外品」はそれに歯肉炎や虫歯予防の働きをする薬用成分を加えています。また基本成分には研磨剤が入っていることが多く、歯磨き剤の容器に「無水ケイ酸」や「リン酸水素カルシウム」と書かれています。

 研磨剤の働きは食べ物による着色汚れや、食べかす、歯垢を落としやすくすることです。ただ難点があり、同時に歯の表面にあるエナメル質を削ってしまいます。エナメル質は体の中で最も硬い組織でその役割は、虫歯や歯周病などの原因となる様々な刺激から歯の神経を守ることです。このエナメル質が削れて薄くなったり、なくなってしまうと、虫歯や歯周病、知覚過敏になりやすいといわれます。特に生え変わる前の子供の乳歯のエナメル質は、永久歯の半分しかありません。

 気にされる方は、研磨剤成分の入ってない歯磨き粉を使用されるとお子さんの歯を傷つける心配がなくなります。研磨剤を不使用ですと汚れが落ちにくくなりますが、ブラッシングを丁寧に行うことで汚れを落とすことができます。検診を兼ね、歯石を取るなど専門家のクリーニングを定期的に受けるのもおすすめです。

2016年11月20日